昔も今もなくならない『いじめ』。
でも決してしてはいけないし、許されることではありません。
今回は『いじめ』についてO子さんの体験談と、もし『いじめ』を受けてしまったらどうするか、等について書いていこうと思います。
目次
- 1.昔と今『いじめ』の違い
- 2.O子さんの体験談
- 仲良し5人グループ
- S子をみんなでハブろう!
- B子をハブろう!
- 「なんなの?徹底してハブれよ」
- O子、グループを抜け安全地帯に
- O子を見てグループから抜ける子も
- 結局のところX子が怖い。でも裏では悪口
- 3.私も『いじめ』にあっていた
- 4.『いじめ』られた時の対処法
- 7.まとめ〜イジメは無くならないが…〜
1.昔と今『いじめ』の違い
昔は暴力だったり無視だったり、物を隠したり破かれたり誹謗中傷、陰口…等、実際に『周りから見て分かる』物だったように思います。(今でも少なからず、あるとは思いますが)
しかし『ネットが当たり前』になってきた今、『ネットいじめ』が出てきました。
『ネットいじめ』は、ブログで特定の誰かを誹謗中傷したり、実名や住所、個人情報を晒したり、グループLINEで特定の子を無視、他にグループLINEを作り特定の子の悪口を言い合う…という、陰湿なものになってきました。
2.O子さんの体験談
仲良し5人グループ
最初は、仲の良い5人グループでした。でも次第にグループのリーダー的存在であるX子が、何が気に食わなかったのか「S子なんかムカつく」「みんなでS子を無視しよう」となったのが最初でした。
最初は言葉のイジメ。と言っても、他人が見て分かるような物ではなく、みんなで会話をしている時に、S子に話す時だけ「〜だしね」と言う語尾に使う言葉を、力を込めて「〜だ ‘●しね’」と、あからさまに『●ね』と言っていたようです。
S子は知ってかしらずか平気そうな素振りをしていたらしく、それもX子は気に入らなかったみたいです。
因みに、体験談で語ってくれたO子さんは、この時一緒にS子さんをイジっていたそうで、「その時はS子さんに対して良くないことを言っているとは思わなかった」そうです。(しかし、一緒になっていじめているうちに、徐々に悪い、良くないことをしている、と思うようになってきたそうです)
S子をみんなでハブろう!
いじめても平気そうなS子を、今度は「みんなでS子をハブろう(無視しよう)」と、S子さんへの長期に渡る無視が始まりました。
この時、S子さんはクラス内に仲の良い友達が他にいなかったので、一人ぼっちで時にはX子たちから授業中に『消しゴムのカス』を投げられたりしており、S子さんは授業中、泣いていたそうです。想像しただけでS子さんの辛さ、悲しさが感じられます。
他にも、X子は学校の掃除中に、S子さんの机にいたずらをしていたようです。
B子をハブろう!
S子をいじめるのに飽きたからか、それとも単に他の子が気に入らなかったのかは分かりませんが、今度は同じグループのB子への’無視’が始まりました。そうすると、あれだけS子をいじめていたのに、S子さんはまた『仲良しグループ』の輪に入り、みんなで今度はB子の無視が始まりました。
「なんなの?徹底してハブれよ」
しかし、O子はB子と仲良が良かったため、無視を徹底しなかったり、たまにB子と話したりしていたそうです。
それを見たX子は…相当、気に入らなかったでしょうね。
案の定、O子は次のいじめのターゲットに選ばれてしまいました。
O子、グループを抜け安全地帯に
O子は、グループ以外にも他に友達がいたためグループから抜け、その子たちと一緒にいるようになりました。
…もう言わなくてもお分かりいただけるかなと思います。そうです、O子と言うターゲットがいなくなったため、X子は今度はG子をいじめ始めました。
それからは『いじめのローテーション』。変わるがわるいじめる対象が変わっていったそうです。もう意味が分かりませんね。(苦笑)
O子を見てグループから抜ける子も
O子さんを見てか分かりませんが、いじめられている他の子も『自分がターゲットになったらグループから抜ける』ようになり、『自分が無視されなくなりイジメのターゲットが他に移ったらグループに戻る』という、行動をするようになったそうです。
いじめが無くなった訳ではありませんが、これでいじめに悩む子が減ったのではないかなと思います。
結局のところX子が怖い。でも裏では悪口
それからは『いじめ』は徐々に落ち着いてきたそうなのですが、みんなX子が怖かったそうです。
なので、みんなX子に意見は言えないけれど、みんなX子が気に入らなかったため、結局はみんな影でX子の悪口を言っていたそうです。
良くないことをすると、自分に返ってきますからね。
でも、個人的な意見なのですが、私は『いじめ』は勿論ですが『陰で複数人で1人を悪く言う』のも反対派です。
なぜかと言うと、陰で言おうが聞こえるように言おうが『みんなで固まって1人のことを悪く言う』のが良いこととは思えないからです。
これも、『いじめ』の一種なのではないのかなと思っています。
3.私も『いじめ』にあっていた
実は、私は小学校低学年で女子から『私だけ遊びに参加させてもらえない』というちょっとした’ハブり’をされ、専門学校では一部の女子から『机を蹴ったり体当たりされる』『聞こえるように悪口を言われる』『何もしていないのに睨まれる』『あからさまにこっちを見て笑う』『臭い』…等、色々と言われ、されてきました。
しかし、私の場合『バカは相手にするだけ無駄』精神があったので、全く反応せずに勉学に励んでいました(笑)。相手も、私から反応が見られなかったのでイライラしていたと思います(笑)。
…と、今回はこの辺までとさせていただきますが、いつか漫画か何かで記事にできたらなと思います。
4.『いじめ』られた時の対処法
限界が来る前に。もし『いじめ』を受けたら
- 出来るだけ反応しないようにする(反応が見たくてイジメをする)
- 動画、音声録音、写真で証拠を残す
- 学校、両親、SNSやYouTubeで拡散、同情や共感を求める
- 心が安らげる場所、モノを作ろう
文章として書くと、このようになるかと思いますが、実際に辛いいじめを受けている方からしたら「そんなことできないよ」「それができたら苦労しない」「そう簡単にはいかないんだよ…」と思われるかもしれません。
しかし、何も悪くないのにいじめられ続け、一人で悩んで時には命を落としてしまう方がいるのは事実。
『いじめられている現状』を変えるには『怖くても行動する』『誰かに聞いてもらったり今の現状を知ってもらう』必要があります。まずはご両親に話しを聞いてもらい、守ってもらえるか、その姿勢が見られるか。守ってもらえそうでしたら、私は学校(いじめる人がいる場所)から逃げても良いと思っています。逃げることは悪いことではありませんし、むしろ嫌な思いをして学校へ行くくらいなら、家で自分の趣味や特技を伸ばして行った方がいいとすら、私は思いますよ。
『バカ』と『暇人』は相手にしない
『いじめ』を行う人は、自分のモヤモヤした感じや家庭内の不満などを『いじめ』として人にぶつけたり、単純に『毎日がつまらないから』という理由で簡単にイジメを行なったり、『単なる暇つぶし』でする人もいるようです。
そんな人たちの自分勝手な理由で、イジメられる側が耐える理由も、『イジメられる側が悪い』という意味の分からない理由もないし、人生の貴重な時間を無駄にしては勿体無いです。
人がなんと言おうと、悪いのは『イジメを行なっている人』です。
学校に行くことで辛い思いをし、心が耐えられなくなるまで頑張る必要はないんです。学校に行きたくなくなるまで辛いのであれば、ご両親とちゃんと話して、家で自分の得意な分野を伸ばしたり、今だったらネットで趣味仲間を作ったり…『大切な時間を、自分のために使ってほしい』私はそう思っています。
7.まとめ〜イジメはなくならないが…〜
イジメは、どうしても無くならないと思います。
悲しいですが、こればかりはどうしようもないのかなと。
ただ、今は『性格の良い人』『自分と合う人』を選び、一緒にいる人や仕事が時代になってきています。 なので、この記事を見てくださっている方には、『そういった人種と自分は違う』と割り切って、自分のメンタルケアをしつつ、なるべく楽に過ごせるよう願っています。
いじめを受けて悩んだり、辛い思いをする人が一人でも減りますように…。